ProductsJan 18 2019

伝統技法で編み出した、特許取得の進化形エクステリアマット

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SHINDOが長年培った「編みの技術力」を進化させて開発した、特許取得のエクステリアタイプの排水マット『TREZZA MAT(トレッツァ マット)』。開発のきっかけは「雨の日は靴底に付着した水分で店舗内の床が濡れてしまい、お客様が足を滑らせたり転んだりしてしまう」という取引先様の一言でした。「店舗へ足を運んでくださるお客様に怪我をさせてしまうのではないか」と心配され、何か解決策はないかとの相談から排水機能を備えた除塵マットの開発をスタートさせました。

雨の日のご来店に「安全・きれい」というおもてなしを。

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街を歩いていると店名やロゴマークが入ったマットが店頭に敷かれている光景を目にされることがあると思います。一般的なブラシマットは、靴底に付着している砂やゴミを落とし、屋内への持ち込みを防ぐためのものですが、雨の日は濡れた靴底に付着した雨水の持ち込みも防ぐ必要が出てきます。排水機能のない一般的なマットは水分を吸収すればするほどジュクジュクと濡れ雑巾のような状態になっていきます。そんな状態のマットでは十分に水分を吸収できず、逆に汚れとともに水分を店内に持ち込んでしまい、床の汚れが目立って清掃が行き届いていない印象を与えてしまいます。それと同時に床が滑りやすい状態になり危険です。

「来店されるお客様に、いつも気持ちよく安全に過ごしていただきたい」という取引先のご要望に答える形で、排水機能と靴底のブラッシング効果を合わせ持った特殊構造のマット開発に着手しました。


効率よく水分と汚れを除去するベストな構造。

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重視したのは水分を溜め込まない構造と素材。生地に厚みを持たせてたくさん吸水できるようにキャパを増やしたところで、濡れ雑巾の上を歩くような状況に変わりありません。それにマットに厚みが出ると、つまづいて怪我につながる恐れも出てきます。極力薄さをキープしながら効率よく水分と汚れを落とすためにはどうすれば良いか。長年「編物」の技術を磨き続けてきたSHINDOの技術と素材知識を活かして、何か妙案はないかと試行錯誤を重ねました。

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熟考した結果、水分の通りやすさを考えてポリエステル糸を編んでメッシュ構造にすることに。タフさのある糸で編んだ通気性の良い立体編物と排水するための濾過層の2層構造を採用しました。表面のメッシュや立体編物の層で水分を下の層へ落とすので、靴底に触れる面は常に通気の良い状態をキープすることができ、マット自体が濡れ雑巾状態になるのを回避することができます。

もちろん玄関マットとしてのブラッシング効果向上のために、踏み心地を損なわないブラシの硬さと植え方にもこだわりました。ソールの溝に入り込みやすい方向で植えられた特殊なパイル糸が、歩行する際の踏み圧につぶされずにしっかりと砂やゴミを掻き出します。SHINDOの編み技術が活かされた『TREZZA MAT(トレッツァ マット)』は、従来の玄関マットに独自性のある構造を融合させた新しい製品として特許を取得しています。


効果的な排水を考えてたどり着いたのは、巧妙なシンプル構造。

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今回の新開発のテーマとなった「店舗内への雨水持ち込みの軽減」についての解決策は、マットが吸収した水分を効率よく排出すること。そのためには「水分を溜めないようにする水分の逃げ道が必要」ということで、シンプルな発想ですが、マットの土台となるゴム層に貫通孔を空けました。

屋外に置いても簡単に飛んでいかない適度な重みとマットのずれにくさを確保しながらスムーズな排水を叶えるために、ゴム層部分の孔の数や位置などに検討を重ねました。世の中にない製品を作る時も、シンプルな原理から発想して開発するのが最良の選択ということもあるんですよね。 

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ゆるやかな傾斜のあるエントランスに設置すれば、その傾斜によってさらにスムーズな排水効果を発揮してくれます。完成に至るまでは何度も構造や厚みを変えて試作を繰り返しました。水たまりを想定した桶に足をつけた50人が、排水機能の有り、無しのマット上を歩行する比較実験では、『TREZZA MAT(トレッツァ マット)』が半分近い水分を除去しているとの結果がでました。自社の比較試験以外にも露天風呂があるリゾート施設などの協力を得て、使用の感想をうかがいました。本当に役に立つもの作りをするために、自己満足にならないためにも繰り返した検証と傾聴。「自信を持って世の中に出せる!」と感じた時には、開発着手から約2年の歳月が過ぎていました。

やっと完成した『TREZZA MAT(トレッツァ マット)』ですが、販売していくにあたり名前を社内公募いたしました。福井県の方言で「よく取れる=とれっざ~」を『TREZZA』と表現し、商標登録も申請しています。皆様に愛着をもっていただけたら良いですね。


実際に使われている店舗の店長に聞いた、率直な感想。

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各種店舗や銀行ATM、ショールーム、介護施設の浴場など様々な場所で使用されている『TREZZA MAT(トレッツァ マット)』は、カスタムオーダーが楽しめる腕時計のメーカーズブランド「Knot」表参道店でもご使用いただいております。雨が多かった今年の秋から冬にかけての約3ヶ月、実際にご使用いただいたリアルな感想を店長の松岡様におうかがいしました。

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【Knot表参道店 店長 松岡様の使用感想】

以前のエクステリアマットとの差で顕著に感じるのは、雨の日の床が汚れないようになったことです。以前は砂の混じった水分の足跡が気になることもありましたが、『TREZZA MAT(トレッツァ マット)』に変えてから拭き掃除が必要なほど床が汚れることがなく、仕事の手が止められないのも助かりますね。屋外に『TREZZA MAT(トレッツァ マット)』を敷いているため、より水分や汚れが持ち込まれにくいのでしょうか。雨の日も店内の床が濡れているようなことはなく、見た目も清潔に保たれています。マットは店舗のイメージにも合ったグレー色で汚れも目立ちにくく、お手入れも簡単です。ゴミを叩き落とした後、流水で水洗いすればOKというのもいいですね!通水性や通気性が良い素材だから乾きがとても早い。あと、同じくらいのサイズのマットに比べて軽量なので女性でもラクに持てます。忖度なしに、本音で「このマットは素晴らしい!」と思っています。

SHINDOの技術で、何気ない日々に安心を。

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「Knot表参道店」でもお役に立てているようで良かったです。濡れた床で転倒するリスクを減らすという安全な店舗環境の維持も、美しい空間づくりと同じくらい大切な「おもてなし」のひとつかもしれませんね。

晴雨に左右されず、さりげなく安全できれいな環境を維持する『TREZZA MAT(トレッツァ マット)』は、一枚から販売可能ですので、店舗用としてだけではなく個人宅の滑りやすい玄関先や高齢者がおられるご家庭にもおすすめです。リボンなどの服飾副資材以外にも様々な新しい繊維資材を生み出すSHINDOの技術が、日々の暮らしの安全のためにお役に立てれば幸いです。

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