TechniqueMar 29 2019

「SHINDOを届ける」という、物流の仕事。

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企画、開発、製造、検査、保管、発送までをワンストップで完結するSHINDOの業務から、物流部門にフォーカス。「物流」という言葉から連想する「荷物を運ぶ」作業以外にも、いろいろな工程があります。そのひとつひとつの作業のなかに、コスト減やリードタイムの短縮など、お客様のメリットを増やすために、さまざまな工夫を凝らしています。

物流センター長の三崎とリーダーの山本がSHINDOの物流について語ります。

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▲左より物流センター長 三崎、リーダー 山本


70,000ケースを管理する、SHINDO流の最適化物流システム

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2014年、お客様のご要望に柔軟に対応できる保管形態と管理システムを確立し、サービスレベルの向上とコストダウンを目的として、SHINDOの新物流センターが誕生しました。

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私はリーダーとして物流の現場管理を担いながら、海外発送に向けての作業を担当しています。物流全体の仕事としては、製品の入庫、在庫管理、オーダー指示に応じて製品を在庫場所からピックアップするピッキング作業、各配送先への仕分け作業、配送のための梱包、発送が主な仕事の流れになります。SHINDOの倉庫にはバイオーダー製品だけでなく、オリジナルブランド「S.I.C.」のリボンも在庫しているので、2階建ての倉庫で約56,000種類。倉庫の1階フロアは保管効率を優先するエリアとして、工場から届いた製品を入庫。整然とボックスが並んでいます。

▼倉庫1階フロア

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▼倉庫2階フロア

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2階フロアにも一定数の商品在庫を保管しており、受注が入った製品をすぐにピッキングできる「倉庫エリア」と出荷に向けた仕分けや梱包などの「作業エリア」を同フロアに集結しています。

ピッキング作業はタブレットで管理しているので、在庫数も保管場所も一目瞭然。事前に営業担当と情報を共有して「リードタイム短縮」のためにも気を配っています。在庫保管時の空間の無駄をなくすためにオリジナルボックスを作成し、スペースを有効活用。入社1日目のスタッフでも把握しやすく、的確に作業できる管理方法で誤発送を防いでいます。また、ピッキング作業がはかどるようにと手作りしたSHINDOオリジナルカートで、倉庫内を縦横無尽に移動しています。物流作業のメインフロアは、スタッフ同士が声をかけやすく、互いの姿を確認しやすいレイアウトに。システマチックな管理とアナログな工夫の組み合わせによって、物流部門全体の作業効率アップとチームワーク向上を図りながら、オーダーからすぐに出荷できるような導線を考えてシンプル化しています。

▼ピッキング作業(オリジナルカート)

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▼物流作業メインフロア

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「お客様満足」につながる物流を実現する。

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配送料のコストダウンやゴミを減らすなど、お客様のメリットを生むための工夫についてお話しします。配送に使用するダンボール箱は、内容量に合わせてコンパクトなサイズに調整できる"折りスジ入り"の梱包ダンボールを採用。お客様の要望に合わせて、コストの負担軽減のために最適な配送手段を使い分けています。他にも小さなことですが、めぐりめぐってお客様のためにつながるコスト削減のため、倉庫内の照明は必要なラインだけ点灯させて省エネに努めています。

ピッキング、仕分け、梱包の各工程でチェックを重ねて誤配送を防ぎ、無駄のない梱包で最適出荷をスピーディに行う。それが、お客様にとってコストと時間の両方のメリットを生みます。それと同時に「資源を大切にする」「ゴミを減らす」など、持続可能な社会づくりを目指すSDGsの観点も意識して取り組むことは、グローバルに展開しているメーカーの責務だと思っています。


良いサービスは、良いコミュニケーションから生まれる。

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物流の仕事は、日々のスムーズな発送作業のため、さらなるサービスの改善のためにも強固なチームワークがないと実行できません。SHINDOの物流スタッフは、年齢を超えてのコミュニケーションも活発で仲が良く、社歴15年の中でチームワークの良さは体感してきました。私はリーダー歴が浅いのですが、現場の仲間に支えられながら仕事に向き合っています。私が目標としているのは、『One for all, all for one』、一人はみんなのために、みんなは一つの目標のために。

それぞれ自分の持ち場で自分の役割を全うし、「お客様のために」という共通のゴールへ向かう。それぞれが自分の責任を果たしながら声を掛け合い、気持ちよく働く環境をこれからも維持し続けたいです。すべてオートメーションにすれば良い仕事になるわけではなく、人と人とのコミュニケーションで生まれるチームワークこそが、結果お客様の喜びにつながる良質なサービスを作っていけると考えています。

信頼は人がつくる。

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前述の山本リーダーの言葉に感銘を受けました!実際、私もセンター長として物流部門全体を俯瞰で見ていると、サービスや仕事の質を高めるための改善や意見交換には、社内のコミュニケーションが欠かせないと感じています。良好なチームワークで仕事をすることの楽しさと、仲間と協力して仕事を進めるやりがいを感じ、迅速で正しい納品を行うことの使命感で毎日が充実している。そういったスタッフの姿に目が留まります。縁の下の力持ち的要素が大きい物流の仕事ですが、お客様からの信頼に直結するという気持ちで製品をお届けすることは、「SHINDOというメーカーへの信頼」につながると確信しています。

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